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アメリカ西海岸+アリゾナ建築視察
■141010~141016
日本建築家協会のメンバーでアメリカ西海岸に来ました。
サンタモニカにて、Ray Kappe邸( 1967 Ray Kappe)、
Ray Kappe邸は今もRay Kappe氏ご夫妻がお住まいで、直接案内頂くことが出来ました。
斜面から6本のコンクリートにより浮かんで建ち、その下を岩清水がせせらぎとなって流れています。
徹底したこだわりの空間構成はとても40年以上も前の建築とは思えません。
イームズ邸(1949 チャールズ&レイ・イームズ)。
イームズ邸は、イームズ夫婦の自邸で、スタジオと自宅を、中庭で繋ぐ、シンプルな構成で、広大な見晴らしの良い高台に建っています。
戦後の住宅不足に備えるため、ローコストなモデル住宅を模索するケーススタディ・ハウスの一環として建てられたもので、当時の既製工業製品のみを使用して建てられています。現在公開されていますが、内部には入ることができず、撮影も制限されています。
◾141011
アメリカ建築視察中 in ロサンゼルス。
・聖母マリア大聖堂 (ラファエル・モネオ)
・ノイトラVDL邸 ( リチャード・ノイトラ )
・バーンズドール邸 (フランク・ロイド・ライト)
・スタール邸 (ピエール・コーニング)
夜はウォルトディズニーコンサートホールにL.A.PHILHAMONICのコンサートに行ってきました。
◾141012
建築視察 in ロサンゼルス。
・ウォルトディズニー コンサートホール(2003 フランク・O・ ゲーリー)
いい写真が撮れました^_^
・ギャンブル邸 (1908 グリーン&グリーン)
たまたまクラッシクカーのパレードに重なり、往年が偲ばれます。
・シンドラーハウス (1922 ルドルフ・シンドラー)
和を感じさせるシンプルでモダンな、日本人の感覚にとても馴染みやすい住宅です。
・ファーマーズマーケット、ザ・グローブ
・ロサンゼルス現代美術館(1986 磯崎新)
アンディーウォーホール展を見てきました。
◾141013
建築視察 in ラフォーヤ。
・ソーク研究所 (1965 ルイス・カーン)
以前にも訪れたことがあるのですが、その時は丁度、改修直後だったために、ほとんど新築のような美しさでした。それから約20年、コンクリートや木部の傷みが進んでいますが、空間や建築の魅力は約50年間、全く衰えることはありません。
こう言う、時間で消費されない建築を創りたいですね (^_^)
建築視察 in アリゾナ・フェニックス
・アーコサンティー (Arcosanti:1970 パオロ・ソレリ)
建築家パオロ・ソレリが提唱するアーコロジーのコンセプトに基づいて、1970年からアリゾナ州中部に建設されている実験都市で、これまで約40年の期間が費やされ、延べ2,000人を越える専門家や学生などが参加している。
・アリゾナ・ビルトモア(1929 設計協力:フランク・ロイド・ライト )
・タリアセン・ウエスト (1938 フランク・ロイド・ライト)
ライトの住居及び設計活動の場として、アリゾナの砂漠の中に建てられた冬の家。
◾141015
最後の滞在地アリゾナ、フェニックスは砂漠の中とは思えない、美しく素敵な街でした。
アリゾナに住む従兄妹家族が会いにきてくれ、久しぶりの楽しい時間を持つことができました。
楽しく充実した視察旅行でした。