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パナソニック電工リファイン大賞の審査員を務めました

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パナソニック電工のリファイン大賞の審査員を引き受け,東京汐留本社にて最終選考に残った約80点を審査した。

大規模から小規模まで全国のリファインショップでの施工した各社の自信作660点の応募があった。
TVの影響などもあり新築ばかりでなくリフォームでも様々な可能性があることは一般にも浸透し、住宅を考える重要な選択肢となってきた。
特に印象的であったのは地方の古い民家の改修である。従来であれば、利便性や経済効率が優先されて解体・建て直しが選択されていたであろう古い民家の再生に素晴らしいものが多かった。

古くから伝えられてきた時間の経緯や職人の手の跡、材料の経年変化などなど、懐かしく、想いでも愛着も、いっぱい感じ取られた。
日本の風土に根ざした住宅は、建築そのものに力強い魅力を感じる。
今後は高機能な最新建材を用いた便利なプレハブ住宅より、職人に丁寧に作っていただいた住宅とうまく付き合いながら、少し不便を楽しみながらでも、愛着を持って長く使うぐらいの建築のありかたがより重要になってくると感じられた。

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