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中庭テラスのある3階建て

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大阪市鶴見区で計画している住宅。

敷地は築40年くらいの住宅が建並ぶ密集住宅地の一画にあります。

前面道路も狭く、周囲は住宅が近接し、北側はマンションのバルコニーが面します。

このような敷地では、周辺の住宅同様に道路側にメインの窓とバルコニーを設けた平面構成が一般的です。

ただ、このような住宅ではプライバシーやセキュリティの確保を考えると、隣地側は窓を開けても隣家の壁や窓、結局はカーテンや雨戸を閉じた生活を余儀なくせざるを得ません。

従って、今回は中庭型の3階建て住居を提案いたしました。まずは外観。

中庭形式のため、外観はシンプルなものです。道路側からの視線も気になりませんし、出かける時も玄関のドアの施錠のみでOKです。

道路側に突き出した2~3階の建物が駐車場スペース、玄関の屋根となってます。

 

内部の様子です。南側から中庭に向かってテラスが段々に設けられているため、どの部屋にも十分な採光と通風を得ることができます。

中庭形式の平面を採用することにより、中庭側に大きく開口を設け、外周部は採光の補助的な採光と通風のための小さな高窓のみとしています。

中庭では周囲からのプライバシーやセキュリティが確保されるため、四季を通じてカーテンや雨戸で閉じることなく、自然採光と自然通風の開放的な生活を楽しむことができます。

 

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