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檀家の皆さまへの内覧会が終わりました

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落慶法要に先立って、檀家のみなさまへの内覧会が開催されました。あいにくの雨空でしたが、たくさんの方にお越しいただきました。お越しいただいた皆さまありがとうございました。

 

西光寺の基本コンセプト

  • お寺と庫裏(住居部分)の動線を明確に分離すること。
  • 中庭型の構成により、周辺の喧騒から逃れた静寂な環境を確保し、住宅におけるプライバシーやセキュリィを確実に確保すること。
  • 歴史や伝統を大切にしながらも、今までの枠にとらわれない寺院とする。

外観・材料について

  • コンクリートの打ち放しは、ラワン合板を型枠に使用してその木目を表し、さらに外壁では少し古びた感じの染色をすることにより、寺の歴史、重厚感を表現。
  • 門扉はエキスパンドメタルをずらせて貼り合わせ、溶融亜鉛メッキ燐酸処理とした。
  • 参道の床はコンクリートに砂利を加え、墨を混入させて打設し、ワイヤーブラシでとぎだした。
  • 天井や建具の合板は、寺では主にラワン、庫裏ではシナ合板という量産品。いずれも安価な材料ですが、そのぶん人の手をかけて、丁寧に仕上げています。

入り口の上部には、以前のお寺に奉られていたいた象の彫刻(象鼻)が迎えてくれます。

門扉はエキスパンドメタルを交互に重ね、オリジナルのパターンをつくりました。

約30mの長い参道を通って本堂に向かいます。

下の写真は中庭のようすです。

この奥の梵鐘は以前のお寺にあったものを設置しました。こちらは約800㎏もあります。

 

内陣は天井高さ約7mで、その上はトップライトにより自然光が降り注ぎます。

昔から伝わる、ご本尊や仏具も修復により荘厳さが増しました。

 

下の写真は外陣から裏庭の様子です。

竜が中庭から裏庭まで、長い参道を登り、とぐろを巻くイメージ。

 

2階は庫裏で二世帯住居となっています。
中庭形式のため、周辺の喧騒から離れ、静かで明るく、そして安全な住環境が確保されます。

庫裏には寺院に伝わるたくさんの荷物があるため、
壁面収納や納戸など、充分な量の収納スペースを確保しました。

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