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建築は語るものではない。体験するものである。

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「建築は語るものではない。体験するものである」は、スリランカを代表する建築家で、トロピカル建築の第一人者ジェフリー・バワ(Geoffrey Bawa 1919年 – 2003年) の言葉です。

11月15日から25日までJIAのスリランカ・インド視察ツアーに参加してきました。
スリランカではジェフリー・バワのリゾート建築にとっぷりと浸り、その後インドではアジャンタ、エローラの石窟寺院を巡る旅です。インドではお国柄、ダブルブッキング、遅延など様々なトラブルもありましたが、それも含めて楽しくエキサイティングな充実した視察旅行になりました。

写真は、バワ後年の傑作ヘリタンスカンダラマ・ホテル。

年月と共に建築が大自然に溶け込んでいくことを意図しています。

バルコニーには猿くんもあそびにきます！！

ジェフリー・バワの自邸兼オフィスも見学。
4軒の長屋を買い足しながら改築したもので、十数カ所もある中庭、厳選されたアートや家具がバワの美の空間を創りあげていました。

インドではトラブル（定員オーバーで飛行機に乗れない！！などなど・・）に巻き込まれながらも、何とかアジャンタ、エローラの石窟寺院を廻って来ました。

石を積んで建てるのではなく、岩山を彫刻して造った無垢一刀彫のマイナス建築。
写真はエローラのカイサーラ寺院(第16窟)。
玄武岩の山を幅45ｍ、奥行85ｍにわたって掘り下げてそこに高さ32ｍの寺院や彫刻を掘り出しています。

圧巻、ただ驚嘆の溜め息ばかりでした。