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廃墟ー志免炭鉱
志免炭鉱、竪坑櫓を見に行ってきました。
志免炭鉱は、1889(明治22)年に開坑、1964(昭和39)年に閉山。
炭鉱施設の廃墟であり、志免町のみならず、日本の重要な近代化遺産です。
写真手前のドームは地上と地下坑道を斜めに結ぶ炭鉱の斜坑口、聳え立つ竪坑櫓は2009年に国の重要文化財に指定されました。
竪坑は地下まで垂直に最短距離で結ぶものの、数台のトロッコしか搬送できないのに対し、斜坑は距離は長いが、トロッコ列車やベルトコンベアで大量輸送ができる。
建築で言うと、エレベーターとエスカレーターのようなものです。
機能が単純なだけに、形が明快で圧倒的な迫力が有ります!
このようなプリミティブな形には、能書きのきつい最近の作為ある建築は、とてもかないませんね (^^;;
午後から天気が崩れましたが、このような建築は青空よりもむしろ鉛色の空が似合います。