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茶道
毎月第4月曜に京都に訪れるようになって2年以上になる。
午前中は和風建築の大家:中村昌生先生によるお茶室の見学・講義を受けているが、残念ながら先生もご高齢を迎えられ、この講座もこの秋で終了する。
本日は左京区吉田にある黎明教会を見学させていただいた。大正2年、当時の名工亀岡末吉が設計・建築したもので、かつて吉田御殿いわれていた面影を残す。
午後には茶道の手習いをする。流派は宗偏流で、千利休の孫、千宗旦門下の山田宗偏を流祖とし、そして私の師匠は午前中一緒に中村先生の講義を受けている生徒でもある。御池三条の自宅は露地から茶室、小間までをしつらえた木下棟梁の手によるもので、そこで贅沢にお茶をお教えていただいている。
本日は風炉と旅箪笥による点前。毎回お稽古とは言えないほど季節の趣向を凝らしたお道具により教授いただき、いつも感謝している。決して覚えがよいとはいえず、とにかく途中からは足が痺れてお手前にも集中できず、最後は立ち上がることさえもできない。
毅然とお点前を披露できるのはいつのことやら・・・