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OBスタッフの結婚式
昨年末に独立したOBの結婚式に来賓として招かれた。
彼は大学院を卒業後、昨年の末まで約4年頑張ってくれた。
非常に忙しい時期であったが、その当時のスタッフは非常に仲がよく、仕事も一生懸命したが、遊ぶときも目いっぱいに楽しんだ。
仕事の区切りや、花見、天神祭りなど折に触れては盛り上がり、みんなで中国に旅行したり、知人の別荘を借りてのテニス合宿や、山に入ってサバイバルゲームなどもした。
そして今も仲がよく、みんなが祝いに駆けつけた。
我々の事務所では若いスタッフにも、一人ひとりが私のパートナーとして、責任ある立場で計画から現場までの全てを担当し、多いときには五つも六つも物件を受け持つ。
我々建築の仕事は、人の生命や大切な財産を預かる仕事のため、非常に大きな責任が発生する。どんな些細のことも一生懸命、全てが自分の責任だという気持ちでなければならない。
その責任が重い分だけ、面白さや、やりがいもあるのだと思う。そのため私もスタッフの気が少しでも緩んだときには厳しく叱る。
彼が事務所を辞めるときにはまだ一級建築士は取得できていなかったが、今年は間違いないだろう。
ただ、我々設計をする人間にとっては資格自体が目標ではなく、あくまでもいい建築を創ることが目的だ。
資格は相撲取りでいえば褌のようなもの、褌なしに土俵に上がることはできない。相撲が強いかどうかは、あくまで自分で努力して、自身に力をつけておく必要がある。
建築の仕事をしていると、時間が不規則になりがちで奥様も大変だろうと思うが、今後、二人で楽しい生活をデザインし、素晴らしい人生を設計し、ステキな家庭を築いていただきたいと願う。