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住宅建築に使う木を見に山林へ

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堺で住宅の計画がスターとし、建築主の知人の山の桧を使わせていただく為に、ご家族に同行して愛媛の山を訪れた。山はとてもよく管理されており、どれでも好きな木を選び使って良いと言う。
まず、その山でも最も立派な樹齢100年近い檜を選定された。その他の構造材や板材にも必要なだけ木を伐ってよいという、実に豪勢な話である。
森林組合の方にも立ち会っていただき、今後の伐採や乾燥の段取りのお願いをした。伐採は新月の日が良いらしく、伐採の当日には再度訪れて神主さんにお払いをしていただいた後に木を倒すことになった。今回は、伐採後しばらく山に倒したまま放置し、葉枯らしによりできる限り天然乾燥していただくようにお願いした。
山を見た後は、山主の別荘にご招待いただいた。高台から海を見下ろす絶景の地で、もちろん総桧の立派な和風建築である。そして、これもまた贅沢な鮑の炊き込み飯を堪能させていただいた。日帰りの強行スケジュールにも関わらず、実にゆったりとした気持ちよい時間を過ごすことができた。
さて、この充分な桧を素材として、どのような気持ちのよい住宅を創り上げることができるのか、楽しみでもあり、大きなプレッシャーでもある。
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