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奈良県生駒市に「白庭台幼稚園」が完成しました
長らく進めてきた「白庭台幼稚園」がようやく完成を迎えた。
現在、幼稚園・保育所を取り巻く問題として、建築の老朽化や耐震性、あるいは機能やデザインの改善の為の建て替えや増改築ばかりでなく、事業の収支改善や省エネ、エコロジーの観点から自然環境を利用した空調、採光や太陽光発電、ビオトープ等への関心も高まっている。これらは子供たちに環境への関心と理解を深めさせ、豊かな感受性を育成する良い機会にもなる。
また一方、現在問題となっている待機児童の解消、保育の質の向上に対し厚生労働省は、「安心こども基金」という制度を設け、既存保育所の整備、認定こども園等の新たな保育需要への対応など、子どもを安心して育てることができるような体制整備として、様々な補助なども行い、これにともない各地域において、新たな保育所の創設ばかりでなく、増改築、老朽整備等に対しても補助金が割り当てられる。
「白庭台幼稚園」では自然とともに子供たちの心を育むことをテーマに、セミオープンスタイル、自然採光、自然通風、ビオトープ、菜園などの多くの新しい試みを提案し、それらを驚くほどのローコストで実現できた。
今後は我々の長年にわたる設計経験やノウハウを生かして、今後は幼稚園・保育園・認定子供園などの設計活動にも力を注いでいく予定だ。
園の新設や増改築に関するご相談につきましては、どうぞご遠慮なくご連絡下さい。
「白庭台幼稚園」を計画事例として
-建築家の視点から-「これからの幼稚園・保育園を考える」
という冊子にまとめています。ご希望の方はご連絡ください。