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東京・鎌倉見物
GWにJALのマイレージを利用して東京・鎌倉見物に行ってきた。
羽田からまず、白洲次郎・正子の住居であった「武相荘」を訪れた。
茅葺の建物や庭、拘りの調度品などからも白洲夫妻の生き様が感じ取られる。
その後は、東京タワーに上り、夜はもんじゃ焼きを食べるという、まだ経験していない東京見物「初心者コース」。
二日目の鎌倉は観光客でごった返していたが、江ノ電「長谷駅」から「北鎌倉」までを歩いた。
鶴岡八幡宮の境内に建つ神奈川近代美術館(坂倉準三)は、池に迫り出すような軽快な姿で、日本のモダニズム建築を代表する名建築であり、1951年、戦後の厳しい状況下での建築のため決して豪華なつくりではないが、その構成は今もなお美しい。
3日目には、上の界隈の美術館めぐり。まだ中には入ったことのなかった国立西洋美術館(ル・コルビジェ)を訪れた。その後、東京芸大美術館(六角鬼丈)では、朝倉文夫の彫塑展が開催されており、その作品の質の高さを目の当たりにした。朝倉文夫が自ら設計・監督をした住居兼アトリエを改装した美術館である朝倉彫塑館に訪れたかったのだが、ちょうど現在工事中で入ることができなかったので、非常にラッキーであった。
そして南青山の根津美術館を訪れた。茶道具、仏教美術等を数多く所蔵している日本・東洋古美術専門の美術館だが、2009年10月にリニューアルした建物(隈研吾)もさることながら、あの一等地での立派な庭には驚かされる。