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現在の日本は不景気です。残念ながらこれは単に一過性のものではないと考えています。

既に経済が成熟し、豊かさになれてしまい、日本人にはハングリーさがなくなり、なんでも人のせいにしようとする無責任さから、やたらコンプライアンスなどが口うるさく問われるようになったと感じます。また、世界での競争力や魅力もなくなりつつある。。まさしく平和ボケでしょう。

建築も同様、以前は信頼関係の下に、夢を実現する楽しい仕事であったはずですが、とくに姉歯事件以降はルールや手続きばかりが増え、本来のモノづくりを楽しむことが難しくなりつつあります。もはや量的には充分に足りてきた現在、スクラップ・アンド・ビルドを繰り返す必要も減少しています。多くの日本の企業の設備投資も、そのほとんどが国内よりも海外に向いています。それならば、建築がまだまだ必要とされる中国などの海外にも目を向けたいと思い、コンパス建築工房でも海外でのプロジェクトの機会を測っています。

ちょうどそんなことを思ったり話したりしていると不思議なもので、話がつながってくるのでしょうか。

高校の同級生たちは建築関係ではないが、それぞれに出世し、それなりの立場で中国勤務の者も出てきました。また現在、長女がフィンランドに居り、たまたま住まいをシェアしているのが中国人の留学生です。
ただ、中国などのプロジェクトは大規模なものとなるため、建築だけでなく各分野の専門家とデザインチームとしてのぞむこととしました。「Team COMPAS」の誕生です。

建築を私、ライティングは長町志穂さん、ランドスケープは二見恵美子さん、サイン・グラフィックは西澤明洋さん、インテリア・アートは吉村美枝さん、それぞれの分野で活躍するエキスパートです。そして「Team COMPAS」をコーディネイトするのが娘の西濱愛乃と中国人の友人Jing Jiangです。本日は中国進出プロジェクトのメンバー顔合わせであり、メンバー以外にも中国に関係する人たちに集まっていただき、今後の方策を探りあいました。

中国で建築を計画されている人、企業様は、是非ご一報ください。

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