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ドライエリアと水盤で雨の日を楽しむ
コンパス建築工房で提案している設計のアイデアやこだわりのディテールについてご紹介します。
ドライエリアで地下室にも採光を 「津雲台の家 1998」
地下室と聞くとまったく光の入って来ない「真っ暗な部屋」をイメージするかもしれませんが、ドライエリアや トップライトなどで十分に光を取り入れることが出来ます。工夫次第で地下室が地上の部屋と同様に快適な空間になります。
道路より一段高くなった宅地に建つ住宅。
道路から入口にフラットに進むと玄関は地下になっています。
そこで、地下でも部屋が暗くならないようにドライエリアを設けました。ドライエリアとは、地下室を持つ建物の外壁を囲むように掘り下げられた空間のことで、地下室の採光や通風を確保する効果があります。(参考:ドライエリアのイメージ検索)
上から見たドライエリア。
この物件では、ドライエリアに水盤を設けました。雨の日には、屋根の水がこの水盤を通して道路へと排水されます。
地下の応接スペース。
プロジェクト全体の写真はこちらからご覧いただけます。「津雲台の家 1998」