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「大改造!!劇的ビフォーアフター」バッドボーイズ清人の親孝行リフォーム
2015年9月13日(日)「大改造!!劇的ビフォー・アフター」にて放送されました。
福岡出身のお笑い芸人、バッドボーイズ清人の親孝行リフォーム
物件はバッドボーイズ清人さんの実家、超ローコスト予算(約50万円)でリフォームするもので、作業に当たっては本人と相方、そして元暴走族仲間が集結して、なんとか完成できました。
予算50万程度では通常のリフォームは難しいため、既製品を使うのではなく、安い材料を用い、専門的技術の必要ない作業を中心とし、DIY的に頑張っていただきました。今回はテレビ放送ということもあり、皆さんの協力をいただくことができたため、労務費が不要で、友情による資材提供もあり何とか実現できました。
バッドボーイズ:清人・佐田/博多華丸・大吉/解体・足場:箸本、安本/土木:盛永/大工:三浦/設備:合屋、川本/防水:宮本、大久保/サッシ:豊田/植木:上田/塗装:中島、今泉、高木
実際は現在の日本では労務費や諸経費が高いため、このように手間暇をかけることは、むしろ最もコストのかかる贅沢な造り方とも言えます。簡単にユニットバスなどの既製品に取り換える方が、安く安定した品質を得ることができます。
ただモノが溢れる今、簡単に安く便利なものを手に入れるだけではなく、このように手間暇をかけることにより、造る側も受け取る側も、双方に思い入れのある住宅と成り得ることも改めて感じることができました。
場所は福岡市、博多湾と玄界灘に挟まれた海ノ中道公園の先、西戸崎。嘗ては米軍基地があった場所。
Before↓
かつては米軍の兵士が住んだ、平屋のアメリカンハウス。今は3軒を残すのみ。
家は借家で、ほとんど手入れがなされていないため、家も庭も荒れ放題。
浴室はトイレ、洗面、洗濯場が一体で、脱衣所はなく、床も天井も、破れて酷い状態。
After↓
屋根は雨漏りを修繕し(防水:宮本)、外壁、塀を塗装し、かつてのアメリカンハウスを復元。(元暴走族仲間:総勢約20名、バッドボーイズ:清人・佐田/解体・足場:箸本、安本/土木:盛永/大工:三浦/設備:合屋、川本/防水:宮本、大久保/サッシ:豊田/植木:上田/塗装:中島、今泉、高木)
玄関ポーチにはゲートを設け、自転車置き場の屋根を兼用としました。(大工:三浦、バッドボーイ佐田)
荒れていた庭は整地の上、防草シート敷きの上、筑豊産の白砕石を敷き詰めて、かつての海辺のイメージを再現。(外構:盛永、大工:三浦、サッシ:豊田、植木:上田)
家族や友達が集まり、楽しめるようにバーベキューコーナーや古足場板による桟橋も仲間が制作。。(外構:盛永、大工:三浦、サッシ:豊田、植木:上田)
捨てられていたボートは、船上のバーベキューコーナーであり、夏場に水を溜めると孫たちのプールとしても使用できます。
浴室は出入り口、トイレや浴槽のレイアウトを替えて、天井は断熱施工の上、波板による光天井。(解体:箸本、安本、配管:合屋、川本、バッドボーイ佐田、清人)
衛生器具は清掃の上、再利用。浴槽はタイル張で、孫とも一緒に入ることのできる大きなものとし、ポリカツインにより仕切れるようにした。タイルは有田焼で、ビルなどの特注品の予備品で不要となったもの。(バッドボーイ佐田、清人)
元の窓下側にガラス窓を広げ、湯舟から坪庭の植栽が見えるようにした。(解体:橋本、植木:上田)
使用されていなかった物置部屋を脱衣室とし、ウォークインクローゼットとして下着やタオル、日常の衣服を収容するとともに、物干し場(内干し)を兼ねる。ドアはリビング側にあったものを移設。(大工:三浦、バッドボーイ佐田/解体:箸本)
当初は浴室だけの予定だったが、仲間の協力でリビングも改装。床は無垢のフローリングを削り明るく塗装、天井や壁は白く塗装。。(博多華丸・大吉/バッドボーイズ清人・佐田/箸本、三浦、合屋、高木)トイレのあったドアはふさぎ、上部には浴室・トイレの使用を表示する明かり取り窓を設置し、清人さんの絵を入れた。
キッチンは古い流し台を扉の面材のみを合板に取り換えて再利用し、上部の棚も合板で作成。(バッドボーイ佐田)
お父さんがくつろぐ為のローマット(600角×150)は福岡県大川市産のイグサによる薄畳。(バッドボーイ佐田、清人)
背もたれのクッションは傷物など不要のイグサを、パッチワーク状に合わせて丸めたもので、広げるとイグサのラグ(2400×2400)になる。(トーシン様より提供)
窓の内側には、ポリカツインを二重サッシのように設けることにより、断熱性能とプライバシーを確保する。(バッドボーイ佐田、清人)
完成!
みなさま、おつかれさまでした!
イェーイ!