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歴史を引き継ぐ佛具の再使用

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昔の佛具を手に取ると、その素材・細工・技術に感心させられます。クライアントと相談しながら、以前からお寺で使用されている佛具をできるだけ再使用するように計画を進めました。お寺の歴史が新しい建物にも引き継がれていきます。

今回、その一部を紹介します。

まずひとつめは、参道に設置する獅子の彫刻(獅子鼻)です。

設置した参道の様子がこちら。

壁の素材として、直線的なコンクリート打ち放しやエキスパンドメタルを用いた参道に、歴史ある木の彫刻が際立ちます。

 

他にも、以前のお寺から引き継いで用いたものがあります。

こちらは、かつては屋根にのっていた鬼瓦紋章。

今回、入り口を示す立体的なお寺のサインとして生まれ変わりました。歴史を感じる紋章を、新しいコンクリート打ち放しに埋め込み、新しいお寺の顔になりました。

 

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