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山科のコートハウス

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京都市山科にある4人家族の住宅である。施主は環境問題に対する関心が高く、エネルギー効率のよい住宅の基本性能と、周辺環境からのプライバシーやセキュリティーの確保された住生活を希望された。 建物は敷地形状に合わせた矩形平面とし、近隣住居に対する配慮と将来のバリアフリーを考慮して、建物の大半を平屋建てとした上で、その随所に中庭を持つポーラスなコートハウスとした。平屋部分は屋上緑化して、居室の断熱性を高めながら、ヒートアイランドの抑制にも貢献する。2階屋根には太陽光発電パネルを全面設置し、日常生活でのエネルギーを自宅で賄えるオール電化住宅とした。暖房には深夜電力による土壌蓄熱式の輻射床暖房システムを採用することにより、冬季にも家全体が安定した生活環境を得ることができる。

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